小島憲二陶展 [2015.10.14-10.19]

KENJI KOJIMA

 

 




「この伊賀に上野あるかは志らねども 花は不用と人ハ云うなり。」
「芙蓉」の銘を持つ益田紅艶が所持した伊賀花生の狂歌である。
私達は先人に残していただいた、すぐれた作品を前にした時
今、「私も伊賀を焼いております」と言い切れるだろうか?
今展掲載の「伊賀扁壷」に、いつの日か狂歌を一首添える人が現れ
てくれるだろうか?
ご笑観を切に願っております。
堤側庵個展に寄せて
 伊賀丸柱在住 小島憲二
(DMより)